子宮蓄膿症・膀胱結石摘出術のレーザ手術を受けられたミニチュアシュナウザー11歳女の子
今回ご紹介させていただくのは、ミニチュアシュナウザー11歳女の子です。1週間前から水をよく飲むおしっこが多い、お腹がはっている、陰部から出血がある、ご飯を食べないとのことでご来院されました。
診察させていただくと、白血球がかなりの異常値を示し、炎症反応の数値も振り切り、膵炎も併発してぐったりしていました。
レントゲンや超音波検査により、子宮に膿のたまる子宮蓄膿症ですでにパンパンに子宮の中に膿がたまっている状態で、また同時に膀胱結石も認められたため、子宮蓄膿症の為の子宮卵巣摘出手術と膀胱切開による膀胱結石摘出手術を行いました。
お腹をあけて取り出した子宮には1㎏近く膿がたまっていました。膀胱から取り出した結石はいくつもあり、シュウ酸カルシウム結石でした。
こちらが、膀胱から取り出した結石です。
術後は白血球が数値をふりきっていましたので、しばらく入院治療が必要となりましたが、無事に退院となりなによりです。
これからは膀胱に石を作らない処方食での生活が必要となります。