口腔内腫瘍切除・歯石除去の日帰りレーザー手術を受けられた13歳女の子
今回ご紹介させていただくのは、13歳女の子です。
今年の5月に歯茎にできものがあることに気付き、様子を見ていたところ、だんだん大きくなってきて、他院で診察してもらったところ、顎の骨ごと切らないといけないといわれたそうです。
そこで、日帰りレーザー手術で口腔内腫瘍を多く行っている当院に相談しに来られました。
診察の結果、左下顎犬歯周囲から前歯に至るまで腫瘍が増殖しており、表面から出血も始まっていました。
診察や検査の結果、やはり下顎骨の部分切除が必要であると判断し、手術を行うことになりました。
手術は炭酸ガスレーザーを使用して、出血を最小限に抑えて行いました。腫瘍を大きく切除するために下顎骨の一部を含めて切断し、さらに所属リンパ節も同時に切除しました。
手術も順調に進み、無事にその日のうちにご自宅に帰ることが出来ました。
病理検査の結果はやはり悪性腫瘍でしたが、腫瘍のとりのこしなく、完全切除できているとのことと、リンパ節転移はみられなかったので
とてもよかったですね。
しかし悪性腫瘍にはかわりないので経過観察は必要です。
術後経過も順調で、最初はぽろぽろこぼしながらたべていたそうですが、抜歯のころには上手に食べれるようになり、食欲旺盛で今まで以上に食べているとのことです。