低血糖でご来院された2か月MIX男の子
今回ご紹介させていただくのは、体重がたったの500gしかないとっても小さな手のひらサイズのトイプードルとチワワのミックスの生後2か月の男の子です。
飼い主様が家にかえってきたら嘔吐、水下痢をしてぐったりしていると緊急でご来院されました。
診察をさせていただくとすでに意識混濁状態で、呼びかけにも反応できない状態でとても危険な状態で頭を診察台につけて頭をもちあげることもできませんでした。
すぐに血液検査をしてみると、たくさんの異常値がでており、特に血糖値はわずかしかありませんでした。
血管確保してすぐにブドウ糖を血液の中にもどして点滴治療を行うと、みるみる意識をとりもどし、歩けるようになりました。
ごはんがしっかりと食べれるようにならないとまた低血糖になってしまうので入院となりましたが、次の日には食欲ももどり、元気に動き回ったり、吠えたりできるようになりました。
嘔吐や下痢もなく食欲旺盛になり、無事に退院できました。
飼い主様は、昨日ペットショップからひきとられてきたばかりで、昨日は元気に走り回っていたのに、1日で急変したので、何が起こったかわからず、最初はとても動揺しておられましたが、元気になったすがたをみてとても安心されていました。
とっても小さな子犬はペットショップからおうちにくるとなれない環境で嘔吐や下痢をおこし、体調をくずしてしまうことが多いので注意が必要ですね。
来院の様子ぐったりしています↓
治療後↓
走り回ったり吠えたりしています。