口腔内腫瘤切除・眼瞼腫瘤切除・歯石除去の日帰りレーザー手術を受けられた18歳柴犬男の子
今回ご紹介させていただくのは、18歳柴犬男の子です。口の中にできものができている。手術できないかとご相談にご来院されました。
診察させていただくと明らかに外からも大きく右の口の中の腫瘍が盛り上がってきていることがわかります。すでに出血により貧血がおこっていました。
高齢な為、やせていて足つきもおぼつかない感じでしたが、口の腫瘍からも出血をおこし、本人も気にしてこするようになってお困りのようでした。
あと右目にも腫瘍があるので、一緒にとってほしいとのことでした。
こちらが手術前の状態です。右側に大きくはれ出ています。また右目の眼瞼に腫瘍ができています。
麻酔をかけて、まず口の中を綺麗に歯石取りを行いました。
こちらが大きな腫瘍です。
こちらがレーザーにて腫瘍を摘出し縫合処置を行った後の写真です。
手術前のお顔がこちらです。
眼瞼の腫瘍も摘出しました。
手術後の写真です。上顎の骨も腫瘍と一緒に摘出しましたが、顔の変形もなく、腫れもありません。腫瘍も無事にレーザーをもちいて摘出でき、日帰りで帰られました。
飼い主様も麻酔に耐えられるのか、歩けなくなって寝たきりになってしまうのではないかと心配されていましたが、手術当日ちゃんと自分であるけて、手術当日からご飯も食べれたそうで、とても安心されていました。
ただ、腫瘍が著しく大きく口の中に浸潤していましたので、今後の再発や転移には注意が必要です。
腫瘍があることにより貧血がおこりご飯が食べられなくって弱ってしまうのは目に見えていたので、無時に摘出でき良かったです。少しでも生活の質があがり、おしいしご飯をたべて残りの人生を飼い主様と大切にすごしていただきたいです。
手術後のお顔がこちらです。