子宮水症による卵巣子宮摘出・歯根尖膿瘍・歯石取り・抜歯(日帰り手術)
今回ご紹介させていただくのは、8歳のマルチーズの女の子です。
目の下が腫れて表面から膿が出ていました。
身体検査をしてみると、歯石が重度についており、歯周病になっていました。奥歯の歯根まで感染が広がり、そこから顔の皮膚の方に膿が破れて出てきてしまったのです。
今回、麻酔をかけて歯石をクリーニングし、ダメになってしまっている歯を抜いて排膿させる処置をしました。
さらに、術前の検査で子宮に液体がたまっていることがわかり、今回同時に手術で卵巣と液体がたまっている子宮を摘出しました。
炭酸ガスレーザーで手術を行うことで、出血が抑えられ、速やかに麻酔から回復し、日帰りですべての手術が行えました。
術前の顔です。
2週間がたちお腹の抜糸も済み、顔の傷も完治して気分よさそうに元気になりました。
これからは、歯のケアもしっかり行って、高齢になってもきれいな歯を維持できるといいと思います。