歯石除去・抜歯・歯肉縫合手術(日帰り手術)
今回ご紹介させていただくのは、12歳のトイプードルの女の子です。
重度の歯周病の為、食事が食べれなく口が痛そうでよだれが出て痩せてきていると市外からご来院されました。診察させて頂くと歯石が重度についており、犬歯の根元から鼻腔への感染も起こしておりくしゃみや鼻水もでていて全体的に歯肉がもうすでに傷んでおり歯槽骨にまで影響を及ぼしている状態でした。
高齢な事と体重も痩せてきていて2キロちょっとしかありませんでしたが、このままにしておいてもご飯が食べれないので、飼い主様とよく相談させて頂き、麻酔をかけて、全部の歯を抜き、犬歯の所は鼻腔にまで影響していたので歯肉を切除して、鼻腔につながる穴を閉じました。ほかの歯を抜く際にもろくなっているであろう下顎骨が折れてしまわないよう注意深く歯を抜歯し縫合処置を施しました。
術後はよだれもとまり、時間の経過とともに順調にご飯がたべれるようになり、今ではたべすぎるので、ごはんをセーブしていますとうれしいお声をいただきました。