ひだまり動物病院 名古屋市昭和区の動物病院 土曜祝日診療

今回ご紹介させていただくのは、12歳の縄文柴の女の子です。縄文柴という珍しい種類の柴犬です。

診察にいらした時に診察台の上で陰部から膿がどろどろと出てきたため、飼い主様に確認すると、生理が少し前に終わっていてそういえばおりものの様なものがドロッと出てるとのことでした。超音波検査や血液検査おりものの検査をしてみると、子宮に膿がたまってしまう子宮蓄膿症という病気になっていることがわかりました。この病気は避妊手術をしていない高齢のメスのわんちゃんにわりとみられる病気です。

今回は子宮と卵巣の摘出手術と割れてしまっていた歯の抜歯と歯石取りの日帰り手術を行いました。手術当日も自分で歩いて帰られましたが、その当日は寝つきが悪かったそうですが、翌日からは食欲も出て体調も順調に回復しました。

子宮蓄膿症の症状が進行すると多飲多尿、食欲不振、嘔吐などの症状がでてしまうので、今回は食欲がなくなる前に早めに発見でき手術できたので、高齢でしたが回復も早かったように思います。

これからも元気で長生きしてくれますように。