ひだまり動物病院 名古屋市昭和区の動物病院 土曜祝日診療

今回ご紹介させていただくのは、13歳の2.3㎏のマルチーズの女の子です。

以前肺水腫になって危ない状態になって、当院をご来院されていました。その後は心臓のおくすりをのんで状態はおちついていられましたが、今回はべつの症状でご来院されました。

2～3日前から陰部から出血があり、量も多かったそうですが生理だと思い様子を見ていた所だんだんと食欲がおち、ぐったりと横になって動かない、元気がなくなってきたと言う事でご来院されました。

血液検査や、超音波検査などをさせていただくと、子宮に血膿がたくさん溜まっていて、白血球の数値が高く、貧血にもなっている事がわかりました。

診察させて頂いている際も陰部から血膿がダラダラと出ており、尾や足も汚れてしまっていました。

症状がではじめてから数日たっており状態も悪く、すぐに手術を行う事になりました。

もともと僧房弁閉鎖不全症という心臓の病気を持っていた為、麻酔のリスクがあり、飼い主様もとても心配されていましたが、

レーザーを用い負担を最小限に抑え短時間で子宮と卵巣の摘出手術する事ができました。

術後は心配されていた覚醒もしっかりとしており、吠える元気もあるほどでした。

術後は通院が必要となりましたが、食欲も徐々にでてきて安定しています。

これからも元気に長生きしてもらいたいと思います。