子宮蓄膿症(日帰り手術)
今回ご紹介させていただくのは、17歳のトイプードルの女の子です。
食欲がなく、ぐったりしている、体が震えていると言う事でご来院されました。
検査させていただくと、子宮に液体が溜まっている事がわかり、また陰部から血交じりの膿がでており子宮蓄膿症とわかりました。
高齢であることさらに僧房弁閉鎖不全症という心臓病があり、最近ではてんかん発作も発症していた為オーナー様もかなり心配されていましたが、レーザーならばとこの度手術を行う事になりました。
実際に手術してみると、子宮がかなり大きくなっており、また子宮頸部にも腫瘍ができていました。
レーザーを用い短時間で負担を最小限に抑え無事手術する事ができました。
分離不安もあり、オーナー様と離れると鳴きっぱなしになってしまう事もあり、日帰りで行いました。
帰宅後、その日にご飯も食べる事ができたそうでオーナー様も驚いていました。
その後も日に日に回復し、3日後には元気だったころと同じ量のご飯を食べるまでになり、傷も痛くないようで動きもとても良いという事でした。
これからも元気に長生きしていただきたいと思います。