ひだまり動物病院 名古屋市昭和区の動物病院 土曜祝日診療

今回ご紹介させていただくのは、10ヶ月のミックス犬の男の子です。

数か月前から左後肢をあげて歩く事があり様子を見ていたところだんだんと頻繁になってきたとの事でご来院されました。

また去勢手術をご検討されているそうですが、片方の睾丸が下に降りてきていないと言う事でした。

画像検査を実施した所、大腿骨骨端において虫食い状の骨密度の低下や変形が認められました。

この病気は若齢の小型犬で発症するレッグ・ペルテスという病気です。

治療には大腿骨頭と頸部の切除が必要となります。

この患者さんは後肢帯筋の萎縮が認められているため、術後に根気強いリハビリが必要となりますが、飼い主様と相談の結果、当院で大腿骨頭切除手術を実施しました。

また停留精巣は鼠径部皮下に睾丸が存在していましたので、ＣＯ２レーザーにて短時間で出血もなく無事切除しました。

乳歯も抜けきらず残って2重に生えていましたので、残存乳歯抜歯も行いました。

今後は元気に歩けるようになるまで、リハビリの面に関してもサポートしていきたいと思います。