歯根膿瘍(日帰り処置)
今回ご紹介させていただくのは、11歳のジャックラッセルテリアの男の子です。
頬が少しずつ腫れてきたそうで、様子をみていた所皮膚が裂けてしまったとの事でご来院されました。
診察せていただくと、左眼の下あたりの頬が裂けてしまっており、感染をおこし、そこから膿が出てかさぶたのようになってしまっていました。
重度歯周病からくる、歯根膿瘍とわかり処置を行いました。
こちらが処置前の写真です。
歯全体に歯石がびっしりと着いてしまっています。
歯根膿瘍の原因となっている奥歯は特にひどく歯石に埋もれて歯が見えない状態です。
歯をクリーニングし、歯肉が退行し根本が感染をおこしてしまっている歯を抜歯しました。
また奥歯は根元が腐り膿が頬に貫通してしまっていましたのでしっかりと洗浄を行いました。
口臭も軽減し、本人も歯の痛みや違和感もなくなる事と思います。
これからも元気に長生きしてもらいたいと思います。