軟口蓋過長症・鼻孔狭窄症・歯石取り(日帰り手術)
今回ご紹介させて頂くのは、7歳のフレンチブルドックの男の子です。
今年に入ってから急に呼吸が苦しそうになった、少し動くだけで大きく口を開けてハァハァとしてしまったり、寝る際も苦しいのか横になれずつらそうという事で市外から来院されました。
またご飯を食べても吐き戻してしまう事もあると言う事でとても心配されていました。
診察の際も苦しそうにガーガーと呼吸をしていました。
診察の結果、短頭種によくみられる軟口蓋過長症と鼻孔狭窄症が原因であることがわかり手術を行う事になりました。
こちらが手術前の写真です。
御覧のように鼻の穴が線のように細く鼻呼吸がしづらい状態である事がわかります。
レーザーで鼻の穴を広げ通過をよくする手術を行い、同時に長く垂れ下がり気道を塞いでしまっていた軟口蓋を切除しました。
また、歯石取りも同時に行いました。
こちらが手術後の写真です。
鼻の穴がしっかりと広がり呼吸がしやすくなりました。
術後は食欲もしっかりとあり、オーナー様も安心された様子でした。
これから夏になりだんだん暑くなりますが、呼吸もスムーズになり快適に生活していただければと思います。