大腿骨頭切除(日帰り手術)
今回ご紹介させていただくのは、1歳のワイヤーフォックステリアの男の子です。
飼育当初より両方の後ろ足を内股にして小股で歩き、腰が左右にフラフラするとの事で岐阜県からご来院されました。
レントゲン検査の結果、両股関節形成不全である事がわかりました。
両側の股関節は正常な構造をなさず脱臼している状態で、大腿骨頭は骨が擦れ合うため変形しておりました。
これが持続的な痛み症状を引き起こし、立ったり歩く動作に異常が出ていたと思われました。
オーナー様にご説明させて頂き、痛みや炎症の原因となっている大腿骨頭を切除する手術を片足ずつ行う事になりました。
レーザーを用いる事で出血や腫れ、痛みを最小限に抑え、日帰りで手術する事ができました。
術後は、食欲・元気共に良好でオーナー様も安心された様子でした。
現在、術後約1週間経ちますが、すでに手術した足も使って問題なく歩いているとの事です。
1日も早く足の痛みや違和感から解放され、元気に生活していただきたいと思います。