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軟口蓋過長症・鼻腔狭窄症

今回ご紹介させていただくのは6才のフレンチブルの男の子です。

子犬の頃から呼吸が苦しそうでイビキも酷く、ご飯を食べても吐いてしまい、夏場苦しく意識が遠のいて倒れてしまう事が何度もあるとの事で、今回相談に来院されました。

さらにお話を聞いてみたところ、すぐに呼吸が苦しくなってしまい、歩いてお散歩へ行ってもすぐにえらくなってしまい、カートで少し外に出る程度で家の中でもあまり動きたがらずじっとしていたそうです。

当院で診断した結果、短頭種症候群という事で、軟口蓋過長と鼻孔狭窄の手術を行う事になりました

 

麻酔をかけて喉を良く見てみると、舌もかなり厚く軟口蓋もかなり長く垂れ下がってしまっており当院の症例の中でも重度の軟口蓋過長症になってしまっていました。

今回は呼吸器系の問題の手術でしたので麻酔のリスクが通常の手術より高く、オーナー様もとても心配されていましたがレーザーで出血や腫れ、痛みを最小限に抑え無事に軟口蓋を切除し鼻の穴を広げる事が出来ました。

手術後はだんだんと元気になっていってくれ、鼻でとても楽に呼吸がでるようになり食欲もとってもあり吐く事もなくなったそうです。

また夜もイビキもなくなり静かに眠れるようになり、ご家族の方もとても安心されたご様子でした。

今では家の中を動き回るようになり、手術前とは別犬のようだとオーナー様もおっしゃられていました。

こちらが手術後のお鼻の写真です。

鼻の穴も喉の奥もしっかりと開き、呼吸が楽になったようです。

そしてこちらの動画が手術後の呼吸の様子です。

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手術前は鼻からも口からもうまく息が吸えず口を開けて苦しそうに呼吸していましたが、術後は呼吸が楽になりとても落ち着いています。

処置中もおとなしくしてくれ愛嬌のあるとっても可愛いフレブルちゃんです。

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夏になるにつれ暑くなってきますが、これで呼吸が楽になり快適に過ごせるようになってくれればと思います。