乳歯残存
わんちゃんや猫ちゃんも、人と同じように乳歯から永久歯へ生え変わります。
通常は1才頃までには乳歯がすべて抜けてなくてはいけませんが、ポメラニアンやトイプードル、ヨークシャーテリアなどの小型の犬種は、乳歯が抜けずそのまま永久歯が生えてきてしまう事がよくあります。
乳歯がいつまでも抜けないと、永久歯が生えるのを邪魔してしまったり、永久歯が生える位置がずれてしまい、噛み合わせが悪くなってしまう事もあります。さらに乳歯と永久歯が両方生えている状態だと、歯石が溜まりやすくなってしまうと言うデメリットもあります。
今回ご紹介させていただくのは
5才のポメラニアンの女の子です
当院には避妊手術をご希望されご来院されました。
診察の際に乳歯が多数残っている事がわかり、歯石も溜まっていましたので避妊手術の際に乳歯抜歯と歯石取りを一緒に行う事となりました。
こちらが処置前の歯の写真です。乳歯が10本以上残っています。
歯が二重に生えてしまっている事がわかります。特に犬歯などには歯石もしっかりとついてしまっています。
乳歯を抜いて歯をクリーニングします。こちらが処置後の写真です。
永久歯だけになりすっきりしました。歯もキレイになり、口臭も軽減されました。
歯石は放置しておくと、歯槽膿漏などの原因となってしまいます。
口臭もだんだんと臭くなっていき、ひどくなるとよだれがたくさん出るようになったり、食欲が低下したりし、全身に影響を及ぼしてしまいます。
歯磨きやデンタルガムなど、デンタルケアを行うと歯石がつきにくくなります。
名古屋市 昭和区 動物病院
動物レーザーセンター