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子宮蓄膿症

子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)とは

名前の通り子宮に膿が溜まる病気で、高齢で避妊手術をしていない子におおくみられます。

症状としては、お水をたくさん飲む、おしっこの量が増える、陰部からおりもののようなものが出る、などがあります。

子宮蓄膿症は治療が遅れると命にもかかわる恐ろしい病気です。

高齢で避妊手術をしていない子は注意が必要です。

今回ご紹介させていただくのは

9才のポメラニアンの女の子です

ここ数日何度も吐く、ごはんを食べない、おしっこの回数が多い、だんだんと元気がなくなりぐったりしている、との事でご来院されました。

来院された時は本当にぐったりしており立っているのも辛そうな状態でした。

超音波検査やレントゲンの結果、子宮蓄膿症と診断されました。本人もぐったりしており弱っていたため点滴をし少しでも状態を改善してからすぐに緊急手術となりました。

こちらが子宮の写真です。

ご覧の通り子宮がパンパンに腫れている事が一目でわかります。中には膿が大量に溜まっています。

そしてこちらが手術後の写真です。

腫れや出血もほどんどなく、とてもきれいです。

術後はみるみるうちに回復し、手術翌日からしっかりごはんも食べれるようになりました。

オーナー様も手術したのが信じられない程回復が早いと驚かれていました。

子宮蓄膿症は避妊手術をしていれば予防できる病気ですので、子供を産ませる予定がない場合は、避妊手術をおすすめします。

名古屋市 動物病院

動物レーザーセンター