前十字靭帯断裂
前十字靭帯(ぜんじゅうじじんたい)とは、後ろ足の膝の中にある靭帯で
高齢犬の子や、肥満などによって、膝に急激な負荷がかかるとこの靭帯が切れてしまう事があります。
その他にも膝蓋骨脱臼がある子が急な運動をしたりジャンプしたりすると切れてしまう事があります。
症状としては後ろ足を上げる、びっこをひくなどがあります。
前十字靭帯断裂がおこり、さらに肥満の子の場合は変形性骨関節症という関節の変形や痛みが生じる病気を引き起こしてしまい、さらに症状が悪化する場合があります。
今回ご紹介させていただく子は
7才のMIX犬の女の子です
夏頃からびっこをひきはじめ、様子を見ていたところ、だんだんと症状が悪化していきベットにも登れなくなってしまったとの事でご来院されました。
身体検査を行い、レントゲンを撮ったところ前十字靭帯が断裂している事がわかりました。
前十字靭帯が断裂している方の足に体重がかけれず、筋肉量も減ってきていました。
さらに肥満体系であったため変形性骨関節症も併発しており、かなり重度の症状でしたので手術を行う事となりました。
肥満体型だったので、同時にダイエット専用の療法食で減量も開始しました。
術後はしばらく安静が必要ですが、順調に回復していき、今ではジャンプしたり走ってしまったりするほど元気一杯な様子です。オーナー様も頑張って減量に取り組んでいただき、体重も順調に減ってきています。
その他にも前十字靭帯の手術を受けられた方々から多数嬉しいお声をいただいております!
名古屋市 昭和区 動物病院
動物レーザーセンター