ひだまり動物病院 名古屋市昭和区の動物病院 土曜祝日診療

今回ご紹介させていただくのは、8才の日本猫の女の子です。

富山県からお車でお越しくださいました。

2年ほど前から口内炎がひどく、地元の病院で内服薬や注射など治療を行っていましたが悪くなる一方で困っているとの事でした。

なんとかごはんは食べれているようでしたが、血交じりのよだれがひどく、においもありました。お口がとても痛くて触られるのもつらいような状態でした。

診察させていただくと、かなり重度の口内炎になってしまっており、歯のまわりや舌のまわりなど口腔内全体が赤く腫れあがり血が滲んでおり広範囲で炎症を起こしてしまっていました。

まず歯石をキレイに取り除きレーザー殺菌をおこない、炎症の強い部分を中心にレーザーアブレーションを行いました。

処置後は口臭も軽減され、徐々によだれもおちつきオーナー様も安心された様子でした。

しかし猫ちゃんの口内炎はとても厄介な病気で、繰り返してしまう事が多いので今後の経過観察が必要となります。

長時間のドライブでオーナー様も猫ちゃんも大変だったと思いますが、治療後はよだれも減って、ごはんをたべれているそうです。

このこのような重度な場合は、今後抜歯手術が必要となることもありますが、できるだけストレスなく元気に生活できるよう願っています。