会陰尿道瘻手術(尿道閉塞による)
今回ご紹介させていただくのは4歳の日本猫の男の子です。
以前におしっこが出なくなってしまいご来院され、検査の結果ストルバイトによる尿路閉塞である事がわかり、尿道にカテーテルを入れ膀胱洗浄の処置を行いました。
その後食事もかえ、数ヶ月は順調におしっこも出ていましたが、今回また何度もトイレに行くがおしっこがでないとい言う事でご来院されました。
前回と同じようにカテーテルで膀胱洗浄を行いましたが、その後も何度もトイレに行きおしっこがしっかりと出なかったので今回、会陰尿道瘻手術を行う事になりました。
レーザーで出血や腫れ、痛みを最小限に抑え手術を行いました。
手術後は徐々に食欲も出てきて、おしっこもトイレでしっかりできるようになりました。
手術により、尿道の開口部が広くなったため、排尿の問題で困る事もなくなりました。
治療中もおとなしくしてくれ、スリスリしてくれるとっても優しい男の子です。