緊急手術
[2014年06月21日]
こんにちは
動物レーザーセンターです
先日、胆嚢破裂で胆汁性の腹膜炎をおこし黄疸が出でしまっている子がご来院され、緊急手術を行いました。
突然何度も吐きはじめ、ぐったりしてしまったそうで、かかりつけの病院で胆嚢粘液膿腫の疑いがあり、脱水も酷く黄疸が出ておりかなり危険な状態と告げられたそうです。
この病気は悪化するまでなかなか症状が出ない事が多いので、オーナー様も気が付かれない事が多い症例です。
かかりつけの病院ですでに的確な処置を行っていただいたおかげもあり、当院へご来院していただいた際に治療経過なども詳しくいただけた連携を取る事ができました。当院にて引き続き脱水完全の点滴や治療を行い、少しでも体調がよくなったタイミングで早急に手術をしました。
開腹してみると、胆汁が完全に固まってしまっており、胆嚢が裂けて中の胆汁が腹腔内へ漏れ出てきており腹膜炎をおこしていました。
かなり危険な状態でしたがなんとか手術も頑張って乗り越えてくれ、数日後にはオーナー様が面会に来るとしっぽを振って歩み寄り、オーナー様の手からしっかりとごはんも食べれるようになりました
だんだんと元気になっていく姿を見てこの仕事をやっていてよかったなと実感します
まだ油断はできませんが、順調に回復してくれるようスタッフ一同願っています