ひだまり動物病院 名古屋市昭和区の動物病院 土曜祝日診療

今回ご紹介させていただくのは、11才のシーズーの男の子です。

肛門の下あたりにできものができ、だんだん大きくなってきていて心配とのことで手術を希望されご来院されました。

診察させていただくと、肛門にかぶるように2㎝ほどのマスができてしまっていました。

今のところは便もできているようですが、このまま大きくなると排便に支障をきたす可能性もありさらに肛門に干渉が広がれば肛門括約筋を傷つけてしまう可能性もあるので、今回手術を行う事になりました。

また肛門周囲にできる腫瘍は男性ホルモンが関係していると考えられているので、去勢手術を行う事で再発のリスクを減らす事ができるため同時に去勢手術も行う事になりました。

レーザーを用い、手術時間も短時間で抑える事ができ今回も日帰りで手術する事ができました。

こちらが摘出した腫瘍です。

傷口もとてもキレイです。

飼い主様も、麻酔をとても心配されていました手術も無事におわり、元気な姿をみてとてもほっとされていました。

術後も食欲元気も問題なく、心配されていた便失禁もなく便も順調に出せているとの事でした。病理検査の結果は悪性の肛門周囲腺癌でしたが、病変の摘出は完全でしたので、完全摘出によって根治する可能性も高いです。