ひだまり動物病院 名古屋市昭和区の動物病院 土曜祝日診療

今回ご紹介させていただくのは、15才のシーズーの男の子です。

以前から前足の腕のあたりにできものがあり、様子をみられていたところ数か月前からどんどんと大きくなり、本人も気にして舐めてしまいジュクジュクとしてしまっていて包帯をまいてケアしているかかりつけでは手術できないのでみてほしいという事でご来院されました。

こちらがご来院時の写真です。

腫瘍がひどく自壊してしまっており、感染をおこし化膿していました。周りの皮膚もただれてしまっていて、包帯が腫瘍にくっついてしまい、包帯交換をするのもとても痛がっていました。

もともと全身の皮膚もアレルギーがある様子でした。

飼い主様とご相談させていただき、今回は腫瘍を切除し、皮膚がよせれるかどうかは、やってみて無理そうであれば皮膚を移植しましょうという話になりました。

腕という事で皮膚に余裕のない場所ではありますが、なんとか無事腫瘍を摘出し、皮膚をよせる事が出来ました。

レーザーで出血や腫れを最小限に抑え無事に日帰りで手術する事ができました。

病理検査の結果は悪性腫瘍の扁平上皮癌でしたが、病変の摘出は完全とのことでした。

また眼瞼にも眼瞼腫瘤がありましたので同時にレーザーで切除しました。

これからは足の違和感もなくなり、元気に生活していただければと思います。