卵巣腫瘍(日帰り手術)
女の子のわんちゃんは、子供を産ませる予定がない場合は、早期の避妊手術をおすすめしています。
理由としては、卵巣や子宮、乳腺などの病気を予防する事ができるからです。
避妊手術を行っていないと、ホルモンのバランスなどの影響で乳腺腫瘍、子宮蓄膿症、卵巣腫瘍などを引き起こしてしまう事が多くみられます。
今回ご紹介させていただくのは
14才のヨークシャーテリアーテリアの女の子です
乳腺腫瘍があり、手術の際に避妊手術を同時に行った所、卵巣腫瘍ができていました。
こちらが切除した卵巣腫瘍と子宮の写真です。
左側の卵巣が腫瘍になってしまっています。正常な右側と比べると一目瞭然ですね。
3㎏ほどのヨーキーちゃんでしたが、こんなにも大きな卵巣腫瘍ができていました。
この子は高齢でしたが術後も元気、食欲もあり順調に回復しました。
外見上では異変がない場合でも体の中ではこのような異変がおこっている場合があります。
だんだんと悪化してくると徐々に食欲が低下してきたり元気がなくなったりと異変がでてきます。
高齢になってから、このような病気が発覚し麻酔をかけて手術を行う事になると、若くて元気がいい時に比べやはりわんちゃんの負担は大きくなってしまいます。
このような病気を予防するためにも、子供を産ませる予定がない場合は、若くて元気があるときに避妊手術を行っておくとよいでしょう。
名古屋市 昭和区 動物病院
動物レーザーセンター