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胆嚢切除(胆嚢粘液嚢腫)

今回ご紹介させていただくのは

10才の柴犬の女の子です

普段はすごく元気な子なのですが、急に食欲がなくなり、何度か吐いている、体がふるえている、しっぽがずっと下がっている

との事でご来院されました。

検査の結果、肝臓の数値に異常があり、黄疸も強く出ており、大変危険な状態になっていましたので胆嚢切除の手術を行いました。

こちらが切除した胆嚢をメスで切り開いたときの写真です。

正常な胆汁はオリーブオイルのようになっているのですが、この子はご覧の通りドロドロの泥状になってしまっています。

このような状態になってしまいますと、胆汁が流れず詰まってしまい、胆嚢が肥大し黄疸がおこってしまいます。

無事に手術も終わり、術後しばらくは食欲があまりありませんでしたが、徐々に回復していき、今では元気一杯でオーナー様もあの時が嘘のようだと喜んでいらっしゃいました。

胆嚢の異常は悪化しないと外見には症状があまりでないため、発見が遅れてしまい、命にかかわるケースが多数あります。

定期的に血液検査や超音波検査を行い、早期発見を心掛けましょう。

名古屋市　昭和区　動物病院

動物レーザーセンター

 

 

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