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耳血腫(日帰り手術)

耳血腫(じけっしゅ)は、耳に分泌液や血液が溜まり耳が膨らむ病気です。

外耳炎や耳ダニ、食物アレルギーなどによる耳のかゆみで耳を強く引っかいたときや、耳の打撲などが原因となります。

徐々に膨らんでいくのではなく、比較的早いスピードで溜まるので昨日はなんともなかったのに朝起きたら耳がパンパンに腫れている、なんて事もあります。 耳が垂れているわんちゃんに多くみられる病気で、ラブラドールやゴールデンが代表犬種です。

今回ご紹介させていただくのは

12才のラブラドールレトリバーの女の子です

耳が膨らんでいるような気がするとの事でご来院されました。

こちらその時の写真です。

写真では少々わかりづらいですが、耳がパンパンに腫れており、腫れている所はふにふにとした感触で液体が溜まっている事がわかります。本人も耳に違和感があるため触ると痛がったりします。

整復するために、レーザーで日帰り手術を行います。

中に溜まっている血液を出し、中を洗浄します。その後耳を縫って血液が溜まらないようにします。

手術の後はこのような感じになります。

しばらくは出血しますので包帯を巻きます。

オーナー様が迎えに来たときは元気いっぱいでリードを引っ張るように帰っていきました。

ラブラドールはとってもフレンドリーで元気がいいので通院の際にも嫌がらずに診察室まで入ってきてくれ、元気よく私たちスタッフや先生にあいさつをしてくれます。

今ではすっかりと治り、外耳炎の治療も終わりましたので耳を振る事も減ったとの事です。

外耳炎などが原因で耳血腫になってしまうケースが多いので、日頃からケアしてあげるとよいでしょう。

名古屋市 昭和区 動物病院

動物レーザーセンター