軟口蓋過長症・鼻孔狭窄症
今回ご紹介させていただくのは、9ヶ月のフレンチブルドックの男の子です。
かかりつけの病院で去勢手術を行ったそうですが、麻酔をかけた際に軟口蓋過長症である事がわかり麻酔中に呼吸が止まり、かなり危険な状態になってしまったそうです。
今後の為にも軟口蓋過長の整復手術をした方がよいと言われたそうで手術をご検討されご来院されました。
以前からイビキも酷く、すぐに口を開けて苦しそうにゼーゼーと呼吸をしておりお散歩も長くはいけなかったそうです。またご飯を食べてもよく吐いてしまっていたそうです。
こちらが手術前の様子です。
呼吸がかなり苦しそうです。
レーザーで出血や腫れ、痛みを最小限に抑え無事手術をする事ができました。
こちらが手術後の様子です。
喉も鼻も通気がよくなり、呼吸がとても楽にできるようになりました。かなり重度な軟口蓋過長症であった為、入院が必要でした。
また手術後は食欲もしっかりとあり吐く事もなくなりました。イビキも軽減されたそうでぐっすり眠れるようになり、オーナー様もホッとした様子でした。
私たちスタッフにもとても愛想よく、元気に駆け寄ってくれるとってもかわいいフレブルちゃんです。
保育器の窓から顔をだして愛嬌たっぷりです。
これから夏になるにつれ暑くなってきます。フレンチブルちゃんやパグちゃんなどの短頭種は特に熱中症になりやすく呼吸困難などになってしまう危険性がありますが、
術後は快適に過ごせるようになると思います。