耳血腫にご注意!
[2014年01月28日]
こんにちは
動物レーザーセンターです
今日は耳血腫と言う病気について紹介します
耳血腫は、耳に分泌液や血液が溜まり耳が膨らむ病気です。外耳炎などによる耳のかゆみで耳を強く引っかいたときや、耳の打撲などが原因となります。
徐々に膨らんでいくのではなく、比較的早いスピードで溜まるので昨日はなんともなかったのに朝起きたら耳がパンパンに腫れている、なんて事もあります。
耳が垂れているわんちゃんに多くみられる病気で、ラブラドールやゴールデンが代表犬種です。
こちらが耳が腫れているときの写真です。
写真では少々わかりづらいですが、耳がパンパンに腫れており、腫れている所はふにふにとした感触で液体が溜まっている事がわかります。本人も耳に違和感があるため触ると痛がったりします。
整復するために、外科手術を行います。
中に溜まっている血液を出し、中を洗浄します。その後耳を縫って血液が溜まらないようにします。
手術の後はこのような感じになります。
しばらくの間は出血しますので包帯を巻きます。
日帰りで手術可能ですので入院などはいりません。この子も麻酔から覚めた後、元気よく帰っていきました
外耳炎が原因で耳を振ったりかいたりして耳血腫になってしまう子が多いので、日頃からケアをして病気を未然に防ぎましょう