ひだまり動物病院 名古屋市昭和区の動物病院 土曜祝日診療

今回ご紹介させていただくのは、９歳のトイプードルの女の子です。市外からご来院されました。

市外で暮らしている方でしたが、留守中に犬が吠えまくっていて、近所からの苦情が何度も来ているため、何度も何度も悩んで家族会議をした結果、社会的にも問題になっているので、泣く泣く声帯切除手術を決断されました。

診察時は、それほど吠える犬ではないのですが、飼い主様とはなれると、分離不安になりずっと大声で泣き続けていました。身体検査やその他の検査では異常はないため、手術をすることになりました。

炭酸ガスレーザーを使うことで、のどの下から切開をして手術をしても出血がなく、しかも、声帯ひだを切除する時もﾚｰｻﾞｰで完全に切除蒸散することが可能です。そのため、術後の出血もないし、傷の腫れや痛みも減らせるので、最適です。

この子も日帰りで行えました。術後の経過もよく、抜糸まで問題なく終了しました。

致し方ない手術ではありますが、その後の人生をトラブルもなく幸せにご家族と暮らせることを祈ります。