肥満細胞腫摘出手術、眼瞼腫瘤摘出手術(日帰り手術)
今回ご紹介させていただくのは、13歳のボストンテリアの男の子です。
ペニスの皮膚の部分に小さなできものを見つけ、細胞診を行ったところ、肥満細胞腫と診断しました。
できるだけ小さいうちに取ることで、周りの組織を大きく取っても欠損部が大きくなりすぎないので早い段階で切除手術に踏み切りました。
炭酸ガスレーザーを使って出血を最低限にしながら、ペニスにも影響を与えないように切除し、また眼瞼にも腫瘤があったためそちらも同時に摘出し無事日帰りで帰ることができました。
ペニスなどのほかに重要な組織や部位に関しては慎重に手術のプランを立てて行う事が大切です。
手術後の写真です。
術後もペニスのひきつれや露出もなくうまく縫合することができました。
病理検査の結果はやはり肥満細胞腫でしたが、完全切除できているのでこのまま再発なく過ごしてくれるといいですね。